アルコール依存症の症状

併発しやすい病気

 アルコール依存症ではさまざまな病気を併発することも少なくありません。
 アルコール依存症が原因で別の病気を発症するケースもあれば、別の病気が原因でアルコール依存症になってしまうケースもあります。

 

うつ病

 気分がどん底に陥り、それまで楽しんでいた趣味にも興味がなくなります。自分自身を責めてしまい、自殺に至るケースもあります。
 落ち込んだ気分を癒すためにお酒に走り、そのままアルコール依存症に進行してしまうことがあります。すぐお酒に頼ってしまう自分が嫌になり、鬱症状が悪化することもあります。
 参考サイト「うつ病の診断、症状、原因、治療

 

不安障害

 さまざまな不安を主症状とした疾患です。パニック障害、社交不安障害などがあります。
 アルコールには不安を和らげる作用があるため、不安を紛らわせるためにお酒に走ってしまい、そのままアルコール依存症になってしまうことがあります。
 参考サイト「不安障害―マスクが外せない!

 

双極性障害

 気分が落ち込む”うつ状態”と気分が高まる”躁状態”を繰り返す病気です。
 双極性障害の患者のうち約3割が何らかの依存症を合併しているといわれており、中でもアルコール依存症は多いといわれています。
 参考サイト「双極性障害(躁うつ病)

 

境界性パーソナリティ障害

 人から見捨てられることを異常に不安に思い、感情のコントロールが苦手で、対人操作やリストカットなどの行動が見られる疾患です。
 ”見捨てられ不安”が強まって絶えられなくなると、衝動的にアルコールを過剰摂取してしまうことがあります。そのまま依存症になってしまうことも少なくありません。
 参考サイト「境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)の診断、症状、治療

 

発達障害

 先天性の脳の機能障害が原因によって現れる障害です。不注意や衝動性が特徴的なADHD、コミュニケーションに問題があるアスペルガー症候群などがあります。
 発達障害の人には、常に刺激を求める傾向があり、それを満足させるためにお酒に走ってしまう人がいます。また自制が効かない人も多く、辞められずに依存症になってしまうことも多いのです。
 参考サイト「ADHDな大人」「アスペな大人

併発しやすい病気―アルコール依存症の症状関連ページ

お酒をコントロールできない
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症の人はお酒の飲み方をコントロールできません。
周囲を巻き込む
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症は本人だけの問題にとどまらず、周囲を巻き込んでしまいます。
連続飲酒
アルコール依存症の症状を紹介します。お酒の飲み方をコントロールできなくなると、やがて四六時中飲み続けるようになってしまいます。
離脱症状
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症の人は、酒を飲まないと、手が震えるなどの離脱症状が現れます。
依存の自覚がない
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症の人は、依存の自覚がありません。そのために対応が遅れてしまいます。
脳に異常が起こる
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症の人は、脳に異常が起こることがあります。
肝臓をはじめ様々な部位が病気になる
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症の人は、肝臓をはじめ様々な部位が病気になることが多くあります。
自殺企図をしてしまう
アルコール依存症の症状を紹介します。アルコール依存症の人は判断力の低下から自殺企図をしてしまう人もいます。