アルコール依存症の症例

摂食障害を併発する

 アルコール依存症の症例を紹介します。アルコール依存症の人の中には、飲んでは吐くといった摂食障害を併発してしまう人もいます。

 

 20代の女性です。職場で理不尽なことがあると、酒を買って暴飲暴食をしてしまいます。健康によくないとわかっていても、ストレスを発散するためだと自分に言い聞かせて、スナック菓子を大量に食べながら、お酒を飲み続けます。でも太ってしまうのは嫌なので、最後はトイレで吐いてから寝るようにしています。

 

 暴飲暴食と嘔吐は最初のころは週に1回程度だったのですが、徐々に回数が増えていって、毎晩のようにするようになっていきました。太ることへの嫌悪感も相変わらずですが、酒はやめられない。気がつけば、お酒なしではいられなくなり、完全にアルコール依存症になっていました。

 

摂食障害とは、「やせ願望」やストレスから食べては吐く過食症や、食べることを嫌がる拒食症のことをさします。人によって現れ方はさまざまですが、女性のアルコール依存症のかたによく見られます。

女性はアルコールの代謝が低いので、同じ量を飲んでも、男性よりアルコールの血中濃度が高くなります。身体的には男性より女性のほうがアルコール依存症になりやすいといえます。

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